長持ちさせる!体圧分散マットレスの使い方

2022年4月3日

エアウィーヴ、ブレスエアーについて。

高反発エアー系マットレスの耐久性はどれくらい?

耐熱性はやや低め

エアウィーヴの耐熱温度50℃。電気毛布や湯たんぽなどは50℃を超えてしまうこともあるので、一緒に使わないほうがいいようです

ブレスエアーは不明…耐久度テストは室温、70℃環境で8万回行われているそうです。70℃といえばヤケドをしそうな温度ですがそれでもらえられるようです

天日干しをすると劣化するかも

日差しが差し込む場所での放置や、室内乾しすると劣化が加速するかも

エアウィーヴについては、上でもかいたように、もともとの耐熱温度がそれほど高くないようです。夏の日差しにさらされるとコンクリートや鉄はヤケドしそうなほどに熱くなりますから、お布団も普段は陰干しくらいにしておきたいものです。

また、紫外線の悪影響も考えられます。普通のプラスチックを紫外線にあてていると(太陽のあたるところにおいておくと)何年かたつとパキパキになって割れてれしまうことがあります。品質劣化がすすまないよう、普段の収納時など、日光は気を付けほうがいいかもです。

通販サイトでのレビューで多いマイナス評価は『ヘタリのせいで寝心地が悪化』

レビューで減点対象にあがるのが「(はじめから)体にあわなかった」という以外に、

「(はじめはすごくよかったけど)腰部分がへこんだまま・ヘタるのがはやい」

時間経過とともにマイナス評価になるこのパターン。1~3ヶ月で早々にへこんできた方はさぞかしご立腹か失望されていることでしょう……。半年でもご立腹ですね。1年でもたぶんご立腹。

ちなみに

通常の使用により、当社の規定以上に変形を起こしてしまった場合

エアウィーヴ素材部分のみ、お買い上げ日より3年間(一部商品は1年)保証いたします

とありまして、実際に中央部が1cm以上へこんで、検査の結果、交換してもらったという人もいるようです。

『いつかはヘタる』という現実を受け入れてみる

諸行無常。期間の長短はあれいつかは耐久性の限界がくる

普通のウレタンマットや車のシート、革張りの椅子や長ソファーなんかでも座った場所がどんどん凹んでいきます。ある意味、体になじんできます。適度になじむと体にしっくりくるんですが、度を越すと座り心地がわるくなったり、ひいては腰痛の種にも……。

基準値を超えるまで使い倒して交換して新品をゲットしてやる!

という猛者も中にはいらっしゃるようですが、変形して体にあわなくなったのをムリに使うデメリットもかなり大きいんじゃないかな、と思います。

圧力を分散させないと特定部分にダメージ・疲労が蓄積する

体圧分散マットレスは、使用者の体重がかかるポイントを、通常だと腰の一点に特にかかってしまう圧力を分散し、結果として熟睡できたり人によっては腰痛や肩こりが改善されたりします。

特定のポイントに圧力が偏るのは良くない、分散させよう

まさにコレです。マットレスに一番圧力がかかるのは?たいていの場合は、お尻の部分です。そしてこの部分から反発力がなくなったり保持力が損なわれたり、劣化が進んできます。

マットレスの耐久性を保つために気をつけること

答えのひとつは、

『体圧がかかる場所をローテーションする』

ということ。 同じ場所にばっかり圧力をかけているとそこだけヘタってきます。繰り返し使えば使うほどに、です。身長の関係で、腰の位置がどうやってもマットの上下方向に対して、ど真ん中に来る人もいると思いますが

  • マットレスの頭・足先の位置を入れ替える ×2
  • マットレスを表・裏ひっくり返す ×2

これだけで4ヶ所に分散させることができます。さらに

  • やや右より・やや左よりに寝る ×2

寝返りが打ちにくくなるからこれは微妙ですががんばれば8ヶ所に分散することができます。ジャーン。

1枚モノの場合は大変ですが、マットレスの心材が3分割・4分割されている場合はもっとお手軽ですね。

レビューでは1ヶ月で品質の劣化が……という投稿もありますので、一ヶ月に2回はローテーションしてみてはいかがでしょうか。

あともう一点

『極端な圧力がかからないようにする』

たとえば東洋紡の耐久試験では50%まで圧縮を8万回くりかえしたりします。

板間に直接マットレスパッドをしいて寝転ぶと、ヘタをすると底付きします。底付きしなくても50%よりもさらに圧縮されます。

確たるデータが見つからないので憶測になりますが、むりやりぺしゃんこにつぶしてしまうと、復元性がどんどん損なわれていきそうですよね。バネなんかは限度をこえると伸びきっちゃいますし、過度なストレスは寝具の素材にもよくないんじゃないかと思います。

まとめ

  • 高温、日光には要注意
  • 特定の部分だけ酷使しないように表裏・上下ひっくりかえしてローテーション
  • 底付きすると復元力が弱りそうなので下になにか寝具を用意する