GTX 1060 6G で 290~300kH/J マイニングできた話
目次
基本方針は低消費電力、GPU・メモリをひやす
消費電力WをつっこめばそのぶんMH/s掘れる量は増える道理なのですが、それだと消費電力当たりの利益(≒ワッパ)kH/Jが低下しがちです。アプローチとしては
- 最大MH/sを突き止めて、掘れる量を下げずに消費電力を下げる
- 最小消費電力ではじめて、掘れる量を挙げつつ消費電力は維持する
このどちらかになるかと思います。
(参考)前回、設定を詰めている途中の記事:300kH/Jを目指す GTX 1060 6G でマイニング【 https://nekorog.com/gohan/300khj-gtx-1060-6g-mining/ 】
今回は、
- 最低消費電力の60W程度におさめる、70Wは許容外
- 温度は64℃以下におさめる、マニュアル(手動設定)で強制的にファンを回してでも冷やす
という2点を優先して設定をゆるめに詰めてみました。
※パワーリミットを厳し目の52%にしているので余剰電力がありません。ですので設定値ほどコアもぶんぶん回りません
MSI Afterburner の設定と、マイニングツールの実測値
GPU-Z で確認する「見た目の設定値」と「実観測値」の違い
オークションなどでは、設定変更などしていないプレーンな状態で、GPU-Zの「Graphics Card」タブの画像が添付されていることがけっこうあります。素性を知るには十分な情報です。
一方で、その設定値の通りに実際に動いているかは別の話になります。2タブ目「Sensors」で実際の値を拾ってみてみる必要があると、個人的には思っています。
高効率を目指すか、高収穫量をめざすか
今回は高効率を目指したため、ハッシュレートは大体18MH/sほどです。これは一般的なベンチマーク?よりも2割ほど収穫量が少ないです。その代わり、ワッパ、効率でいうと1.1倍ほどよいです。
2022Q2のBTC現在、ビットコインの高騰を考えると1割程度の電気効率よりも、2割おおく取れるほうが儲かるかと思います💦
今回のテストは、BTCがすこし下落しても利益率を確保するため、という位置づけになります。
極端にいうとGTX 1060が属する Pascal世代 から、 Turing世代 の GTX1660 に乗り換える方が気軽に稼げていいと思います。
あれ、オチになってない。…Pascal世代でもがんばれば 300kH/J !
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