300kH/Jを目指す GTX 1060 6G でマイニング

2022年4月3日

kH/J、ワットパフォーマンスが良いほど高利益率

kH/Jは「ハッシュレートあたりどれだけエネルギーを使ったか」つまりワットパフォーマンス(ワッパ)そのものとほぼ言い換えられます。

1.たくさんマイニングできたが電気代がヤバイ
2.そこそこマイニングできたし電気代もびっくりしない

うえの1.2.の場合、どちらが儲かっているでしょうか。正直これだけでは分かりません💦
マイニングツールにもよりますが、ログが表示できるものだと、下の画像の表な記述が見れるかもしれません。まずはご自身のグラボのワッパを確認してみることが収益率UPの初手になります。

hK/J例。【GTX1060 6G】にて19.42MH/Sのハッシュレートを65.96Wでマイニングできているので、294.43kH/Jと表示されています。

一般的なhK/j(ワッパ)ってどれくらい?

これは検索してサイトを見て回っていただくほうが雰囲気をつかみやすいかなと思います。検索ワード「kh/j マイニング」などで調べてみてください。

収益率については、その時点での暗号通貨の価格と、かかる費用の電気代とのバランスで変わるため一概には言えません。ただ相対的に利益率への貢献度はなんとなく見えてきます。

500 hK/j 越え:大+
400 hK/j 越え:大
300 hK/j 越え:小~中
300 hK/j 以下:小

ビットコインの価格が高騰している場合には、 hK/j が多少低かろうと、電気代を上回る収益が期待できます。逆に、 hK/j が高いければ高いほど、ビットコインの価格が下落した場合にも利益を確保できる可能性が高くなります。

GPUのチューニング・設定をしよう

チューニングの方向性はいくつもあるかと思います。

・最大マイニング量(ハッシュレート)に挑戦する
・ワッパ(利益率)を最大化する
・許容できるワッパ無いで、なるべく多くのハッシュレートを稼ぐ
・発熱、騒音はなるべく減らしたい

私の場合は、冷却ファンのカザキリ音が苦手ということもありまして💦
まず消費電力に制限をかけ・GPU温度にも制限をかけ、静かな環境をつくります。
これだけですとワッパはともかく10MH/sもハッシュレートが出ないことがあります。ぜんぜん掘れませんね。

GPUの世代・設計によって根本的に適性が異なる

新しい世代のものでは、400前後が基本ででたり、500に達したり・・・などするようです。

GTX 1060を含むGTXシリーズ(Pascal世代)では、設計が古いこともあるためか(現時点ですでに5,6年前の製品)、250~270 kH/J あたりのベンチマーク結果を散見しました。

今回は、採掘量を10%ほどロスする代わりに 300 kH/J をめざすという取り組みでした。

結論:そこそこ掘れるが 1060 含む Pascal 世代は時代遅れ

中古ショップやオークションなどでもそこそこの値段で取引されているようです。マイニング用途でしたら、正直、これからこの世代を購入することはやめておいたほうが良いと思います。

すでに手持ちにあって「今からでも試してみよう」ですとか、「友人から安価で手に入ったのでちょっとやってみたくなった」などの方はお試しでやってみる価値はあると思います。今なら採算とれるレベルですので。

そのためにも、費用対効果、kH/J をぜひ気にしてみてください🌞