RTX A2000 のマイニングはスリムタイプ・ロープロファイルPCで発揮される

2022年4月10日

GPUにしては小さい??
明らかにロープロファイル。DisprayPortもMiniサイズ×4
右はA4000。フルハイト・16GBのすごいやつ

60Wで30MH/s、500kH/Jくらいマイニングできるのでおすすめ

スリムタイプのPCだからマイニングはね…そんな時代はやっと終わりました。

現実的には廃熱などの制限があるだろうため、無理なチューニングせずでこの値

そもそもロープロ対応品が少ない

BTOなどもふくめ、スリムタイプPCでGPUを搭載しようとおもうと、時期によりますが1050系や1650系を選ばざるをえないかと思います。ロープロファイル(以後ロープロ拡張カードの背の高さが低く、その分PC本体を薄くすることができます)で選べる強めなGPUというとそれくらいしかなかったからです。

既製品をロープロにすればいいじゃない?→だがしかし

高性能品になるほど、GPU自体のダイ(心臓みたいなもの)のサイズも大きくなり、大容量メモリを搭載すればその分、設置面積が必要になります。また強力なGPUパワーは大量の電力を消費し、多くの熱を発散します。これをうまく受け流すためにも、大きな冷却ファンが必要になってきたりします。

ですので、ロープロ対応品は大体が「そこそこのパワーと消費電力」というのが相場なのかなと思います。

RTX A2000 は RTX 3060 と同程度のGPUで、メモリは6GBを搭載

ただし RTX 3060 には LHR という制限がありマイニングに向かない

A2000と同等程度の性能をもつGPU、RTX 3060というのがあります。上位機種には3070・3080・3090とあり、実際、これらの上位機種にはベンチマークでは大差をつけられています。※もちろん上位機種は値段も跳ね上がりますが!

また、3060はマイニングにてLHRという不利な足かせがあります。

リトル・ハッシュ・レートが効いているため、マイニングで重要なハッシュレートが上がりきらない

上述の上記機種も、途中からこのLHRといいう仕組みが組み込まれてしまっています。もはや四天王の中で最弱といっていいRTX 3060 は特に対策をしなければ、かなーりマイニング効率の悪いGPUとなります。(素直にゲームで使えばいい、というかそのためのLHRだったりするそうですが)

RTX A2000 には LHR の制限なくマイニングが可能、かつ省電力

LHR は電力当たりのマイニング効果を低下させてしまいます。A2000にはその制限が(現時点ではとしておきます)ありません。

また、GPUが消費する最小電力についても、RTX 3060は100Wが下限に設定されているのにたいして、RTX A2000は60Wまで下げることができます。とくに、ロープロGPUが必須なスリムタイプのPCの場合には電源容量と廃熱の問題とがあります。

収穫量は多くなくとも、60W程度で高効率にマイニングする、というのもありかなと思います😉
また、マイニングに限らず、ロープロ専用PCの性能底上げにもおすすめできるかなと思いました。

長文、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

広告

う、幸い9万円までで買えたのですが、今時点のお値段はいくらでしょうか(最近GPUの値段が安定しなさすぎる)